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Story

お店とシステム



そのお店は楽天からスタートしました。
楽天をベースに商品登録を始めたので、当然、楽天のRMS(商品管理画面)の中にすべての情報が詰め込まれていました。
店長をはじめ、スタッフのみなさんも、楽天への商品登録管理については、非常に無駄のない洗練されたオペレーションをこなすことができていました。
楽天においてはすべての業務が順調に進んでいました。

でも、店長さんは内心こんなことを考えていました。
「事業の拡大のことや、今後のリスク対策のことを考えると、このまま楽天1本でいいのだろうか?」

店長さんは新しく商品管理システムを導入することを決断しました。
目的はもちろん複数モール展開です。
商品管理システムを使えば商品を一元管理し、楽天以外のモールや、自社サイトへも商品情報を登録することができました。

しかしひとつ課題がありました。
その管理システムをどうやって「使いこなすか」という・・・。
店長さん自身がシステムの使い方を覚えるまでそれ相応の時間がかかりそうでした。
まして、そのナレッジやノウハウをスタッフ間で共有・習得していく道のりは更に遠く感じられました。

当時、このような商品管理システムのベンダー側でテクニカルサポートを担当していたのが現Basicwerkの羽持でした。
羽持は日々の仕事に追われながら常々考えていることがありました。
「ショップと、システムの橋渡しをして、双方の能力を100%引き出す方法はないだろうか?」

お店には商品に関する豊富な知識やノウハウがある。
羽持にはシステムを上手く活用するための包括的でより詳細なナレッジや経験がある。
2つをマッチングさせれば、みんな楽になってハッピーになれるんじゃないか。
そう思った羽持は「現場視点のテクニカルサポート」を始めました。

これがBasicwerkの原点です。

お店とシステムと職人




羽持はリサーチを重ね、システムを使った業務フローのどこにどんな難しさがあるのか
ショップの店長さんやスタッフさんはどんなことで困っているのか
などを事細かく、根気よく洗い出しました。

そして次のことに気付きました。

各モール(または自社サイト)のどれか一つ、基本となる店舗をシンプルに日々やり込むことができているなら、
とにかくそのことに徹してもらうほうが、質の面でも量の面でもショップにとってベストである
言い換えれば、複数モール展開するために、わざわざ未知のシステム仕様をショップの店長さんやスタッフさんが覚える必要はない
システムを操作するフローは専門の職人にアウトソーシングしてしまったほうが遥かに効率的で結果を出しやすい

適材適所



例えば手間ひまかけて作り込まれた情報量の多い商品ページだと、それだけモールや商品管理システムの項目では割り切れない多彩な情報が商品説明文の中に盛り込まれているのが普通です。
一つのフォーマットにまとめられた情報を細かく切り出して他のフォーマットに置き換える作業というのは、手作業で行った場合、実にしんどいものです。

しかもそれが何千件、何万件とあるわけです。

これはコンピュータに任せたいと思うのが普通です。
しかし、商品管理システムなどのソリューション側から見た場合、事前に細かく切り分けられた項目を一つにまとめることは得意ですが、一箇所に放り込まれた情報から細かな項目を自動で切り出すという作業は、意外と難しいものなんです。

必要な情報の洗い出しには専門的な技術を要するとともに、パターンに応じた個別の処理を作成しなければならないことが多いので、広く流通されているソリューションにとっては苦手な分野となります。



では、ソリューションで切り出せない情報は人間が手作業でやるしかないのかというと、そんなこともないんです。
商品情報などの人が見るためのデータは、一見自由な書き方をされているように見えても、必ず何かしらのルールに基づいて作成されているものです。

実際のデータ(文章やHTML、CSVなど)の中に隠されているパターンやコンテキストを読み取って、このルールさえ見つけることができれば、今まではやむを得ず人間がコツコツやっていた細かい編集作業もコンピュータに自動でやらせることができるようになります。
そこでBasicwerkの中村が登場する場面となります。
中村が得意とする技術分野は、正にそういったプログラムを作成するのにうってつけなのです。



分かりやすいように話を単純化して、ちょっとした例を挙げます。
変換の元になるデータには、

商品名
カテゴリ
産地
説明文
の4項目が既に区分けされた状態で登録してあったとします。
この4項目をそのまま平行移動で別のフォーマットに移し替えるのはどんなシステムを使っても容易にできます。
しかし、仮に移行先のフォーマットでは上記の4項目にプラスして

商品の色
商品の容量
商品説明のための画像(URL)
などが、独立した項目として登録必須だったとします。

しかも、現行のフォーマットでは、これら3つの項目はすべて商品の「説明文」の中にまとめて書き込まれていたとしたらどうでしょう?
先程も申し上げたように、一般的な商品管理システムでは一つの項目の中に放り込まれた情報を分解して読み出すことは苦手です。

通常は商品情報を一つひとつ人間の目で確認し、手作業で項目を抜き出すことになるでしょう。
しかしこれは途方も無い作業です。
実際「この作業に専任のスタッフさんを割いて変換を進めたが1年経っても全商品終わらなかった」というような話もお聞きしたことがあります。



Basicwerkでは、このような「手作業にも管理システムにも向いていない作業」をテキストマイニング(直訳すれば「文字を掘る」という意味)の技術を使って、効率的にしかも正確に処理することを可能にしています。
処理作業は案件ごとに専用のプログラムとデータベースを作成して行います。

ですので1年経っても終わらないなんてことはありませんし、ショップ内で人的なリソースを割くよりも大幅にコストを削減することができます。

まとめ



つまり、
ショップ内では既に確立されたシンプルなオペレーションをこれまで通りやり込んでもらう。
商品管理システムについても得意なやり方の処理に徹してもらう。


それら2つの間にある穴をBasicwerkが埋める。
Basicwerkの仕事論を簡単にまとめるとこういうことです。





みんな自分の仕事ができるようになる



ついでなのでお話します。
Basicwerkがショップスタッフさんでは手に負えない部分を巻き取ったところ、思わぬ副産物がありました。

商品登録以外のショップ運営に関わるみなさんも仕事が捗るのです!

・デザイナーさんは、新しいデザイン(HTML)への移行作業に関わる部分をBasicwerkが巻き取りますので、デザインに専念できます
・コンサルタントの方やマーケティング担当の方は、施策の実行に不可欠な商品情報の編集をBasicwerkが巻き取りますので、プロジェクトに専念できます
・倉庫への納品を進めたい担当者の方は、商品の棚卸情報から倉庫用のデータやバーコードの発行をBasicwerkが巻き取りますので、倉庫での商品管理に専念できます
・もちろん店長さんは空いた時間でよりクリエイティブな業務に集中できるようになります。


それぞれのポジションの方々がそれぞれの専門分野に集中できるのです。
仕事が楽しくなりますし、当然クォリティも生産性も向上します。

素晴らしいですね。

あ、心配しないでください。もちろんBasicwerkも自分たちの仕事を楽しんでやってますから。

Contactはこちら

email: hello(at)basicwerk.net